東京から25分で行ける離島。嵐にしやがれに出ていた伊豆大島ってどんな所?お得に行ける方法もご紹介!
伊豆大島に住んだこともある私がこの島の魅力について紹介します♪
伊豆大島とは
伊豆大島は、伊豆諸島北部に位置する伊豆諸島最大の島。
東京からなんと最短25分!
一番近い島なので、日帰りも可能です。
東京都心に比べると、夏は涼しく冬は暖かいです。が!夏が涼しいと言うのは、海からの風が通るから。日差しは強いので要注意です。
冬も、東京都心より気温は暖かいものの、
雪は降ります。海からの風が強い日はとっても寒いのでこれまた要注意!
東京から約120㎞、本州で最も近い伊豆半島からは約25kmに位置する。
伊豆大島なのに、何で東京都の島?と思う方もいると思います。
実際に、静岡の方がかなり近いですもんね。
明治時代に政府が実行した府県統合の際、静岡県には離島の管理は負担が大きかったため、東京都が引き受けたという事情があるそうです。
それで〝伊豆〟という名前だけが残ったんですね。
近いだけあって、伊豆諸島の中では就航率ナンバー1
離島を紹介する本で伊豆諸島は「近いのに遠い島」と書かれていました。
その言葉の由来は、なんと就航率の悪さから。
本当その通り、就航率はめちゃくちゃ悪いです!
夏は台風でも来ない限りどの島もほぼ着きますが、問題は冬!
冬に島なんて行かないよ!って方もいると思いますが、仕事で来る方や島に帰省する時なんかも足止めを食らうことはしょっちゅうです。
船には条件付きという言葉がありまして、これが意味するのは、船は出るけど、島に着けるかどうかはわからないよ!というもの。
伊豆大島に大型客船で行った場合、22時発 6時着、約8時間(繁忙期は23時発 5時着の約6時間になります)の船旅になるのですが、着けそうなのに着岸出来ない‥
帰りにもう一回トライしよう!となると、大島→利島→新島→式根島→神津島まで行き、戻ってくる度に島に着岸出来るかトライして、それでもダメだとそのまま東京に戻る‥と言うことになるので、約21時間船に乗りっぱなしということになるのです。。
大島に着けないのに、他の島には着けた!ということはあまりないように思うので、大島は諦めて他の島で降りる!なんてことも出来ずただ一日揺れまくる船に乗ってるだけになってしまいます。
これが一番恐ろしいパターンですが、大島まではあまり揺れないので、巨大な台風や爆弾低気圧でも来ない限り、大島が丸一日欠航ということは少なく伊豆諸島の中では一番就航率がいい島です。
一周約47km
伊豆諸島の中で一番大きい伊豆大島。
伊豆大島には一周道路があり、ネットを見てみると車で1時間ぐらいで一周出来る。と出て来ますが1時間は正直かなり厳しいと思います。
何も見ずにぶっ飛ばしたら1時間で行けるかな、とは思いますが、島の景色を見て普通にドライブしたら1時間半〜2時間はかかります。
実際に何度も一周ドライブをしたことがあるので、ぜひ参考にしてください♪
人口は約8000人
伊豆諸島で一番人口が多い伊豆大島。
東京から近くアクセスもいいので、移住者の方もいっぱいいます♪
ピークには13,000人程の人が住んでいたようなので、かなり減ってしまっていますが。。
8,000人ってどれぐらいの感覚かというと、一年以上住んでいても全然知らない人だらけです!
伊豆大島は9つの地区に分かれているのですが、
真ん中が山なので、一周道路の周りに住居があるような感じです。
反対側の地区に行くには、一周道路をぐるっと行かなきゃ行けないのでなかなか遠い💦
山が真ん中ではなく、それぞれの地区が近かったらもっと知り合いも多かったかな〜という感じです。
伊豆大島の名産品
・椿油
髪の毛や肌に塗るのが一般的に知られている使い方だと思いますが、椿油には食用もあるんです!
伊豆大島に行けば、椿油で揚げた明日葉の天ぷらなども味わえます。
・くさや
伊豆諸島で有名なくさや。
テレビでは罰ゲームなんかに使われていますが、食べてみると味は絶品です。
島ごと、店舗ごとによって味が違うので、ぜひ食べ比べをしてみてください♪
・明日葉
伊豆諸島原産のセリ科の植物。
「今日摘んでも明日には芽が出てくる」と言われる程生命力が強い植物です。
伊豆諸島ならどの島でもたくさん生えているので、私もしょっちゅう採りに行っては食べていました。
ほろ苦くて独特の香りが癖になります。
一番好きな食べ方は、新芽を湯がいてマヨネーズ。
これだけで絶品です✨
・べっこう丼
温暖な気候でも、魚を長期保存出来るように考えられたもの。
島とうがらしを使うのは、わさびが手に入りにくかった時代の名残と言われています。
べっこうと言われているのは、唐辛子醤油に漬けた切り身がべっこう色になるから。
べっこう丼に使われる青唐辛子は香りもよく、
口に含んだ時にくるピリリとした刺激がシャリの甘さと合うんです!
・焼酎
香りがよく、
発酵の際にはモーツアルトを聞かせているとのこと!
スーパーや船客待合所などで小さいサイズの物が売られているので、おみやげにもおすすめです!
伊豆大島の車のナンバー
実際に行ったことがある方は、品川ナンバーだらけでビックリしたかと思います。
伊豆諸島、小笠原諸島は車のナンバーが品川ナンバーなんです!
ボロボロの品川ナンバーの軽トラが走っているのを見ることが出来るのは伊豆諸島、小笠原諸島だけだと思っています(笑)
塩害をくらってボロボロになった品川ナンバーをぜひご覧ください(笑)
伊豆大島の野生動物
伊豆大島には、キョン タイワンザル タイワンリスが生息しています。
キョンって聞いたことがない方も多いと思います。
八丈島のキョンは結構有名なのですが、八丈島には野生のキョンはいません。
野生が見られるのは伊豆諸島の中では伊豆大島だけです!
キョンとはシカ科ホエジカ属に分類されるシカの一種。
柴犬ぐらいのサイズのシカです!
「1年で36%増える」と言われている程、脅威の繁殖力を持っています。
ちなみに、北海道の旭山動物園にいるキョンは伊豆大島のキョンですよ!
タイワンザル、タイワンリスこれらは元々伊豆大島の動物ではありません。
伊豆大島には動物園があるのですが、そこから脱走した群れが繁殖を繰り返して増え続けているというもの。
なんと、逃げ続けて80年になるそうです(笑)
よく見かけたのは、島の北東〜南 、泉津(せんず)〜差木地(さしきじ)辺りなので、見たい!って方はこの辺を探してみてください♪
伊豆大島への行き方
伊豆大島へ行く方法は大きく分けて2つあります。
それは飛行機で行くか船で行くか。
飛行機での行き方
飛行機は調布飛行場から出ています。
調布飛行場から大島までは約25分。
移動時間は出来るだけ短くすませたい!という方は飛行機がおすすめ。
基本的に1日に2便ですが、GWなどの繁忙期は4便に増えるようなので新中央航空のHPをチェックしてみてください♪
船での行き方
伊豆大島に行く船には大型客船とジェット船があります。
大型客船
夜に出て朝に着くタイプの船。
せっかく島に行くなら船旅を味わいたい!という方におすすめ。
看板デッキに出て海風を感じながら飲むお酒は最高ですよ〜♡
大型客船には席の種類が6種類あります。
特等席
・2名定員のベッドの個室。
・1人でも利用可。
・各部屋にデッキ付き。
特一等室
・4名定員のベッドの個室。
・他のお客さんと相部屋になることもある。
一等室
・10名ぐらいの相部屋。
・他のお客さんと一緒になる。
特二等室
・二段ベッドの寝台。
・他のお客さんと相部屋。
・カプセルホテルのようなイメージ。
二等和室
・広いスペースがテープで区切られている席。
・いわゆる雑魚寝
・ざっくりと男女の席は分かれているようなので、女性1人の周りが男性だらけ‥なんてことにはならないのでご安心を。
・席が空いていればフロントまで言って交換してもらうことも可能。
・充電スペースは端っこにあるだけなので、早い者勝ち。
二等椅子席
・イメージは飛行機のエコノミークラス。
・椅子は140度まで倒れる。
・こちらも充電スペースは早い者勝ち。
ジェット船
船酔いが心配だし、何時間も船に乗るのはちょっと‥。という方はジェット船がおすすめ!
大島までなら最短1時間45分で着きます!
暖かい時期は空調がかなり効いていて、クーラーが直であたる席もあるので、女性は絶対に羽織りものを持っていた方がいいです!
船内には、トイレ 自動販売機があります。
大型客船のように展望デッキはありません!
ジェット船は一年を通して竹芝桟橋と熱海から出ていますが、ハイシーズンなどは季節航路として久里浜、館山、伊東、稲取からも出ているので、詳しくは東海汽船のHPをチェックしてみてください♪
船でお得に伊豆諸島へ行く方法
実は、大型客船とジェット船には船の運賃が割引される方法が存在するのです!
これを使うと何と35%オフ!
(7.8月は25%オフ)
伊豆諸島に住んでいる島民には「島民割引」というものが適用されるのですが、船の運賃は30%オフ。
株主優待券を使った方がお得なんです!
株主優待券の入手の仕方
都内近郊に住んでいるのであれば、金券ショップなどで取り扱っています。
そこまで行けない!という方にはヤフオク!やメルカリがおすすめ。
値段はどれもだいたい1000円前後になります。
※注意点
株主優待券の期限は半年ごととなっています。
・4月1日〜9月30日まで
・10月1日〜3月31日まで
金券ショップなどで買う場合は、店員さんが教えてくれると思いますが、ヤフオク! メルカリで買う場合には必ず確認しましょう!
株主優待券は片道で1枚必要になります。
旅行で行く場合には2枚必要なのでお忘れなく!
インターネットでクレジットカード決済をした場合、発券する際に株主優待券を利用する旨を伝えると差額分を返してもらえます。
現金で支払う場合も窓口で使う旨を伝えてくださいね(^^)
・区間(〇〇港より〇〇港まで)
・乗船日
・等級(ジェット船の場合はいらない)
・予約No.
これらは窓口に行く前に書いてから行きましょう!
区間は島の名前で大丈夫です◎
まとめ
伊豆大島は離島の中でもアクセスしやすく、自然のダイナミックさを肌で感じられる島です。
バタバタと観光してしまうともったいない所ばかりなので、ぜひ一泊二日以上で行くことをおすすめします。
金曜日、仕事が終わったらそのまま大型客船に乗って日曜の夕方ジェット船で帰ってくるのが、滞在時間もたっぷりと取れるのでおすすめです♪
株主優待券の準備もお忘れなく!