2週間のつもりが10年目!女ひとりで離島に行ってみたら

仕事をやめて日本一周!のはずが、離島生活10年目。島巡りとサザンオールスターズが大好きです。"好き"だけで生きていけるように日々奮闘中。

【離島の季節】感動間違いなしの島ならではの船でのお見送り

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4月に入って、毎日のように行っていた見送りラッシュも落ち着いてしまいました。

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私の住んでいる島は高校までしかないので、

ほとんどの子が高校卒業と同時に島を出て行きます。

 

他にも学校の先生や警察官など、公務員関係の方々の異動もあるので、3月末は毎日のように誰かの見送りに行っています。

 

高校生、学校の先生、警察官など、一見私にはあまり関係がなさそうな人たちだと思うかもしれませんが

島の行事に参加したりなどでいつの間にか仲良くなっていることが多いです。

 

本土へ遊びに行った時に会えばいいと分かっていてもやっぱりさみしい!

 

毎年何人も見送りしているのに、こればっかりは全然慣れません。



 

離島ならでは、船での見送り

離島と言えばやっぱり船

 

島から本土へ行く手段は主に2つ。

飛行機になりますが、離島する時に圧倒的に多いのが

普段本土に行く時は飛行機を使う人が多いように思いますが、

やっぱり見送る方も見送られる方も

それっぽい雰囲気を出すためなのか、

よっぽどの事がない限り(離島ギリギリまで仕事があって、着いてもすぐに仕事!など)暗黙の了解で船で離島と言うことがほとんどです。

 

見送りの時の必須アイテム

見送りの時の必須アイテムと言えば、

なんと言っても紙テープ!

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見送る側はテープを持ったまま岸壁ギリギリまで走って追いかけますが、これがまた泣ける!

 

紙テープが切れてしまった時に

あぁ、島を出ちゃうんだな。寂しいなって思いが一気に込み上げてきます。 

 

ちなみに、紙テープの先端を持つのは離島する方。 

紙テープを持って乗船してもらって、

先端を持ったまま岸壁側に投げてもらいます。

 

逆の場合もありますが、海風なども考えると

下から(岸壁)上(船の看板)に投げるより、下に落としてもらった方が確実なんです。

 

船ってゆっくりに見えますけど、以外に早い&海風の相乗効果で紙テープはものすごい勢いで出ます。

素手で持ってると火傷するので、ペンなどを持参して穴の中に通して持つのがポイントです!

 

島ならではの見送り

船での見送りは島ならではの光景。

 

吹奏楽部や太鼓の演奏、ご当地キャラが登場するなんてことも。

 

極め付けは漁船の並走からの見送りダイブ!

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泣きますよね、完全に。

 

離島する人も観光で訪れた人もこの光景を見たら胸が熱くなると思います。

 

島の見送りの最大の魅力

ここまでで既に充分に感動出来ますが、最大の魅力はなんと言っても見送りの時にかける言葉。

 

さよなら!なんて言う人はいなくて、

みんな口を揃えて

いってらっしゃい!とか

また帰って来てね!って言うんです。

 

進学や就職で島を離れる子供たちだけじゃなく、

職場の異動で内地に戻る人たちにも。

 

島が起点になっているような、島全体が家と言うような言葉がそれぞれの場所から聞こえて来て

最後まで島の温かさに触れられる瞬間です。

 

最後に

インターネットが普及している今の時代、「別れ」を意識することって少ないように思います。

 

それを思い出させてくれるような離島の見送り。

 

船という存在は島の人々に絶対に欠かせないもの。

色んな想いを乗せて、

この風習がずっと続きますように。

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